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BLOGココ歯科ブログ

ホワイトニングの新たな効果に着目したメンテナンスクリーニング

先日安佐南区大町方面からお越しの患者様、患者様と言っても現在は口内に問題はなく健康な方でメンテナンス・クリーニングでココ歯科に来ていただいているので「患者様」とお呼びするのも間違っていますが・・・その方からメンテナンス(クリーニング)してもらった後もなるべく持続的に汚れがつきにくくする何か良い方法はないですか?と聞かれました。そこで紹介するのが現在医療ホワイトニング(歯科医院のオフィスホワイトニング・ホームホワイトニング)で使われている高濃度過酸化水素(尿素)なんです。ホワイトニングは今まで歯を白くする。審美的な側面だけが有名になりすぎて、白くする効果だけがクローズアップされてきました。

そのために歯が白くなるなどの美容効果に興味がない方はホワイトニングは一手間かかるし、芸能人でもないので、余分にお金もかかるだけだからクリーニングだけで充分ですと言って今まで敬遠されてた方が結構多くいらっしゃいました。

でもこの審美的な効果もさることながら、この医療ホワイトニングを取り入れることの最大のメリットそれはクリーニング後の歯の表面性状に汚れがつきにくくする事なんです。

 

この考え方の根拠となる論文も既に2007年に岡山大学歯学部の歯科保存修復学教室から出されています。この論文によれば、コーヒーで着色してホワイトニング処置をしてオフィスホワイトニングを1週間ごとに30分間3週間行ってホームホワイトニングを毎日3時間3週間行いました。色調の測定をしてホワイトニング前着色をホワイトニング処置後再着色と比較することで得られたデータをもとに解析されました。結果はホワイトニング前及び着色後の色の差に比べてホワイトニング後及び再着色後の色の差を調べたところ、医療ホワイトニングを行った後はホワイトニングを行う前よりも着色汚れがつきにくくなったことが示されました。歯の表層の構造変化により着色しにくい歯面構造になった可能性があると言えると論文では解説されています。

 

医療ホワイトニングのその汚れがつきにくくなる効果を享受しつつ、歯の審美的効果(白くなること)その両方の良い点を活かす形で歯科プロフェッショナルクリーニングと医療ホワイトニング(オフィスホワイトニングorホームホワイトニング)のコンビネーションこそが現代版最新のメンテナンスクリーニングの完成版と最近言われています。この次世代のメンテナンスシステムはクリーニング後に行う医療ホワイトニング(オフィスホワイトニングorホームホワイトニング)を組み込んで取りにくい歯と歯の間の着色、歯面のヘアライン状のマイクロクラックに入り込んだ有機着色物の汚れなどクリーニングだけではきれいにできなかったものもきれいにして、しかも持続的に汚れがつきにくい表面性状にしてくれます。つまりレベル感の高いクリーニングで歯面の着色、バイルフィルムの跡は綺麗にとって、取り除いた後に高濃度過酸化水素・過酸化尿素を使った医療ホワイトニングを行うことで、ご自分の歯の表面着色の色を取り除き、さらに汚れにくい状態に変化させられると言うことなんです。

 

ホワイトニングって言うと多分白くすることばかりが強調されてきた経緯があり、実はこの汚れにくい表面性状になると言う事実まではあまりクローズアップされてきませんでした。「私はもう若くないから、白い歯にするためにお金かけるほどが意味ないです」と思われる人たちにこそ試してしていただきたいです。

過酸化水素ってどんな薬?怪しい薬剤なのでは?しみてしょうがないので体に悪いのでは?という話をされる方もいらっしゃいますが、ホワイトニングで使われる過酸化水素H2O2は薬剤オキシフルと呼ばれ、耳鼻科では昔から使われているスタンダードの薬剤の1つで中耳外耳の炎症、咽喉頭炎、潰瘍の殺菌、消毒、口内炎の洗口とか創傷の殺菌や消毒、口腔粘膜の消毒、歯の根の消毒清掃などに使用され、耳鼻咽喉科や歯科領域ではありとあらゆる殺菌消毒薬として毎日のように使われる薬剤でそもそも害に及ぼすような危険な薬剤ではありません。

ただ高濃度の過酸化水素は確かに劇薬指定で長時間の消毒で確かに痛みが出ることがあります。だからこそ、歯科医師の指導の下長時間使用し続けなければ良いだけで、痛みが出たとしても時間の経過とともに必ず消退していきますので、無用に心配する必要はありません。過酸化水素を使う医療ホワイトニングが歯科医院でしかできないのは、こうしたことへの対応と説明ができる有資格者が必要だということで厚労省が法律で厳しく定めているのです。

有資格者がいないホワイトニングサロンやスポーツジムなどで簡単に行うことができるセルフホワイトニングなどでは、高濃度酸化水素は法律上を使えないので、このホワイトニングによる歯面性状変化による効果は残念ながらさほど期待できないと思います。

医療ホワイトニングした際の注意点として高濃度の過酸化水素を使用した場合エナメル質表層部が脱灰化現象を一時的に起こします。またエナメル質表層のアパタイト結晶が構造変化を起こすってことが報告されてます。そのため直後30分ぐらい飲食は控えた方が良いです。しかしあくまで注意するのは直後だけで、もともと歯面は脱灰と唾液成分による修復(再石灰化)を繰り返しており、直後30分もすれば再石灰化され問題はありません。

 

歯面汚れを機械的にこそげ取り、薬剤も併用してリフレッシュさせ、さらに汚れもつきにくくする方法、それが医療ホワイトニングの新たな効果を取り入れた歯のメンテナンスクリーニングです。しかもその方法は定期的に続けることで、さらに効果の持続性が期待されると言う研究も報告されています。医療ホワイトニングは例えてみると、歯の表面にこびり付いたフィルムステインなどの着色性有機物に対して働くデトックス効果(リフレッシュさせ歯の表面をプレーンな状態にする)のような働きをしてくれるイメージと考えていいと思います。ここまでの話のなかで過酸化水素を中心に述べてきましたが、ホームホワイトニングで主に使用される過酸化尿素でも上で説明したメリットが享受できますし、定期的に行うという点ではホームホワイトニングの方がオフィスホワイトニングと比較して自宅で空いている時間に行えることを考えると負担も少なく患者様にとってメリットが大きいかもしれません。

最後に医療ホワイトニングというと審美的な側面だけに注目されてきましたが、新たな注目点歯面をプレーンな状態にして汚れをつきにくくする効果を皆さんの口内メンテナンスに組み込む事(クリーニングと融合させた医療ホワイトニングによる次世代の歯の健康維持)で長く安定した健康的な歯とさらに審美的な歯の白さ両方を手に入れることが出来き、この100年時代をいつまでも健康な歯周組織を維持していくためのひとつ有効な手法だと思われます。

 

多くの方が自分の歯が以前よりも白くキレイになることで自分の歯へ関心をもたれます。ココ歯科は皆様がご自身の口内・歯への関心を高めるきっかけにもなり、長く健康な口内・歯を維持するためにも貢献する医療ホワイトニングをはじめとする審美治療(歯列矯正を含む)にも力を入れており、日本歯科審美学会認定のホワイトニングコーディネーター資格を有する歯科衛生士が在籍しております。ココ歯科はまた車で来院に便利なところに立地しており、安佐北区くすのき台や安佐南区大塚方面・安佐南区大町方面からも大体車で10~15分程度で到着します。皆様のご予約をお待ちしております。

 

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