【アップデート】フッ化物配合歯磨き粉・ジェルの適正量について
こんにちはココ歯科です。
去年8月10日にココ歯科ブログに掲載させていただいておりました「フッ化物配合歯磨き粉・ジェルの適正量について(お子様向け)」の適正量につきましてその後研究などが進み情報が新しくなりました(2023年1月)ので、改めて皆様と共有したいと思います。
詳細につきましては画像を参照していただければと思いますが、今まで比較して今回変更になってある点は以下のとおりです。
○歯が生えてから2歳、3~5歳までに推奨されていた歯磨剤のフッ素濃度が500ppmFから1000ppmFに変更になりました。
○「6歳から14歳まで」と「15歳から成人」と区分けされていたものが「6歳以上から大人」が1つの区分けとなりました。
○「6歳から14歳まで」1000ppmFが推奨されていたものが、「6歳以上から成人」であれば1500ppmFを推奨となりました。
画像の右欄と下の箇条書きに「使用方法」に使用量やうがいの仕方や使用上の注意点まで明記されてますので是非ご覧ください。
基本的には歯磨剤のフッ化物濃度が高いほど虫歯予防効果が高いですが、やはり歯磨き中の飲み込みリスクによるデメリットもあり、そのメリットデメリットを考慮して年齢別に区分けされています。 せっかくこのような年代別の適正量が発表が行われ、幼いお子様に対して細かく利用量や回数、方法が推奨されているにもかかわらず、ドラッグストアなどで販売されている市販歯磨剤でフッ化合物濃度が記載されていないことが結構あります。 推奨されている利用方法を守るためにもフッ化合物濃度の記載がある歯磨剤を選んでいただくといいかなと思います。 歯磨剤を選ぶといえば 歯磨剤はフッ化合物濃度以外にもさまざまなものが配合されていますし、ご自身の口腔内環境や悩みも様々だと思います。ひとりひとりの歯磨剤に求める効能や成分は異なり、本当に合う歯磨剤を見つけるのはなかなか難しいですし、お店の歯磨き粉売り場で座り込んで悩まれている方を時々目にします。そんな時にはお近くの歯科医院にご相談ください。検査を実施し口内状態をしっかり把握したうえで、皆様のあたりまえの生活・健康を守るためお話をお聞きして、現状の問題点の有無の確認や治療改善した上でおすすめの歯ブラシ、歯磨剤をはじめ口内管理グッズなどをご案内・アドバイスしてもらえると思います。
画像引用元 口腔保健協会「4学会共同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法」
URL: https://www.kokuhoken.or.jp/jsdh/news/2023/news_230106.pdf