親知らずについて
こんにちはココ歯科です。
今回は親知らずについてお話したいと思います。
親知らずとは画像のとおり前歯から数えて7番目の奥から生えてくる8番目の歯のことを言います。
20歳を迎えたあたりから生え始める方が多いです。
7番歯奥のスペースは個人の顎の大きさや歯の大きさにより異なりますし、スペースの有無が親知らずの生え方に影響を与えやすいです。
やはりスペースが狭いと斜め、横に生えたりしてしまうことが多いです。
「親知らず=抜かなければならないもの」のイメージが強いと思いますが、必ずしもそうとは限りません。
そこで、抜かなくてもよいケースをここで提示しておきたいと思います。
【抜かなくてもよいケース】下記3点全てにあてはまる場合に限る
○7番歯の奥にスペースがあり親知らずがまっすぐ生えていて、上下でしっかりと噛み合っている
○既存の歯に悪影響(歯列や歯石の溜まりやすさなど)を与えていない
○歯茎からしっかり見えていて歯石プラークが残らないように手入れすることが可能である
【抜いたほうが良いケース】
○上記の3点のうち1点でも当てはまらないものがあるケース
○痛みや違和感があるケース
抜いた方が良いということは放置していると問題が発生する可能性が高く、もしくは問題が更にひどくなる可能性があるということになります。
誤解をされることが多いのは、痛みがないので抜く必要がないとご自身で判断してしまうケースです。
痛みや違和感がある時はもちろんですが、痛みがない状態でも、放置していると歯列に影響をあたえたり、歯垢やプラークが除去しにくく溜まりやすい状態になってしまった場合、親知らず自体や周囲の歯が虫歯になってしまったり、歯周病になりやすく口臭の原因になってしまうことが考えられます。
親知らずが生えてきて痛みや違和感がある時はもちろんですが、ご自身で症状が認識できない時も親知らずが生えてきた際は一度ご相談ください。